中心極限定理による合計の近似
1回のゲームの得点 X は、平均 3、分散 4 の分布に従う(正規分布ではない)。このゲームを独立に 64回行ったときの合計得点 S が 208 以上となる確率を、中心極限定理による正規近似(連続修正は行わない)で求めたときに最も近いものを1つ選べ。ただし、標準正規分布 Z について P(Z ≦ 0.5) = 0.691、P(Z ≦ 1) = 0.841 とする。
- A
0.159
- B
0.309
- C
0.841
- D
X が正規分布に従わないので、正規分布では近似できない。
正解と解説を見る
正解:A
独立で同じ分布(平均 μ、分散 σ²)に従う n 個の和は、n が大きいとき平均 nμ、分散 nσ² の正規分布で近似できる(中心極限定理)。
| 手順 | 計算 |
|---|---|
| 合計の平均 | 64 × 3 = 192 |
| 合計の標準偏差 | √(64 × 4) = 16 |
| z | (208 − 192) ÷ 16 = 1 |
| 確率 | 1 − 0.841 = 0.159 |

- A
正しい。S の平均 = 64 × 3 = 192、分散 = 64 × 4 = 256、標準偏差 16。z = (208 − 192) ÷ 16 = 1 で、1 − 0.841 = 0.159。
- B
誤り。分散 4 を標準偏差のように使い、S の標準偏差を 4 × √64 = 32 として z = 0.5 にしている。
- C
誤り。P(S ≦ 208) にあたる下側の確率である。
- D
誤り。中心極限定理により、独立で同じ分布に従う多数の和や平均は、元の分布によらず近似的に正規分布に従う。
このサイトの問題は、各試験の公開されている出題範囲に沿って作ったオリジナルの模擬問題です。本試験の問題ではありません。一般社団法人データサイエンティスト協会・一般財団法人統計質保証推進協会の公式サービスではありません。