データ資格 模擬試験

統計検定2級 模擬試験 第1回 問31・仮説検定(母平均・母比率の検定)

対応のあるt検定

9人について、ある講習の前と後でテストの得点を測り、表の結果を得た。講習の前後で平均点が変わったかを、差(後 − 前)の母平均について H₀: μ = 0、H₁: μ ≠ 0 として有意水準 5% で検定する。検定統計量と結論として正しいものを1つ選べ。ただし、自由度 8 のt分布の上側 2.5% 点は 2.306、上側 5% 点は 1.860 とする。

受講者1〜9について、講習の前と後の得点を並べた表。1番は62と62、2番は55と57、3番は70と73、4番は48と45、5番は66と74、6番は59と61、7番は73と77、8番は51と52、9番は64と65。
  1. A

    t = 2.0。1.860 より大きいので H₀ を棄却する。

  2. B

    t = 6.0。2.306 より大きいので H₀ を棄却する。

  3. C

    t ≒ 0.67。2.306 より小さいので H₀ を棄却できない。

  4. D

    t = 2.0。2.306 より小さいので H₀ を棄却できない。

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正解:D

対応のあるデータは、各人の差を1つの標本とみなし、t = 差の平均 ÷ (差の標準偏差 ÷ √n)、自由度 n − 1 で検定する。

受講者123456789
差(後 − 前)023-382411
手順計算
差の平均18 ÷ 9 = 2
不偏分散72 ÷ 8 = 9(標準偏差3)
t2 ÷ (3 ÷ √9) = 2.0
判定2.0 < 2.306 なので棄却できない
自由度8のt分布で両側の棄却域と観測値t = 2.0を示した図。

両側検定なので、比べる値は上側2.5%点2.306。

学習のポイント:2段階の計算: 差の平均と標準偏差を求めてから、t値を計算して両側の棄却域と比べる。

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